毎年春になると様子を見に行く近くの国指定天然記念物である三隅大平桜の紹介記事です。個人的には、夜ライトアップされた三隅大平桜を眺めるのがすきです。昔は山奥にあり道路も細かったので簡単に見にいけませんでしたが、広域農道が出来、アクセスもしやすくなりました。
三隅大平桜（ミスミオオヒラサクラ）
三隅町教育委員会作成の説明文を以下に記載します。
三隅大平桜は、所有者である大平富太郎氏の祖先が馬をつなぐために植えたと伝えられている。
所有者の屋号が「大平」で木の所有地の字名も「大平」というので、「三隅大平桜」と名付けられた。
品種は、三隅大平桜 （学名：Prunus Ohiraensis Miyosi） として分類され、若芽は帯黄色で彼岸桜、枝葉の形状は山桜と両方の性格を併せ持った大変貴重な品種である。
推定樹齢は約600年（平成12年現在）目通幹囲6.32m、根本周囲5.38m、樹高17.0m、枝張東西24.0m、南北29.9mあり、大平ザクラの日本一の巨木であり、花は白色で、満開時にはその枝振りの雄大さからあたかも雪の小山を見るような景観を呈している。
昭和10年（1935）の国の天然記念物指定時には、幹枝が11本であったが、山火事・台風等により4本が被災し、平成4年9月の台風19号では3本が折損し、現在は4本が残っている。
三隅大平桜は 、巨漢で一見凡愚のようだった俳人大平蓬山が持主だったそうです。
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また、現在、推定樹齢約679年（平成31年現在）ってことで、南北朝時代にはもう存在してたってことですよねぇ～。在地豪族で、河内城で旗挙げした南朝忠臣の花と謳はれた南昌寺入道信性三隅兼連（なんしゃうじにふだうしんしょうみすみかねつら）も見たことあるんでしょうかね。台風などにより折損したりと、災害の被害を受けてもがんばって花を咲かせてるんです。今後、災害でどうなるかわかりませんし、見れるうちに皆さん見に来てくださいね。
観光情報
観光するのにおすすめな情報を紹介します。昼間に見に行くのもいいですし、夜のライトアップを見に行くのもいいですよ。また、近くの井川の一本桜もついでに見に行かれたらいいかもです。
大平桜まつり
平成4年（1992年）から毎年開催されており、例年3月末～4月上旬の土日の2日間で開催されます。日曜日には石見神楽、吹奏楽部による演奏、ダンスなどステージイベントがあり、地元の特産品の販売や軽食の販売があります。その場で作ってくれる桜餅がおすすめですよ。
夜の大平桜
夜はライトアップされて、昼間とはうって変わって花びらが光に照らされ、まるで巨大な宝石をみているかのように幻想的で綺麗です。大平桜を見上げながら一杯やりたくなりますよー。車でないと行けないので、酒を飲まない運転手付きで行かないと飲めませんけどね（笑）
大平桜の場所
| 場所 | 島根県浜田市三隅町矢原1257番地外 |
| 電話番号 | 0855-24-1085 ※ 浜田市観光協会 |
| 駐車場 | 無料 ※駐車場は、4か所ぐらいありますが、 大平桜まつりの時は一番遠い駐車場か仮設駐車場に停めることになります。 大平桜まつり以外では、一番近くの駐車場に停めれます。 |
入口の看板
国道9号線から県道48号線（三隅美都線）に入り、途中で石見西部広域農道に入ります。その道沿いに下記の看板があるのですが、進行方向からだと若干見落としやすいかもですが、山道の中、駐車場などが整備された場所なので、通り過ぎることはないかと思います。
一番近い駐車場
一番上の駐車場は、三隅大平桜もすぐ見えるくらい近い位置です。６、７台くらいしか駐車出来ないと思います。ちょっと手前にも駐車場があるので、満車の場合はそちらもご利用ください。
井川の一本桜
大平桜から9kmと距離も近いですし、一緒に立ち寄ってはいかがかなと思ったので掲載します。井川の一本桜は、樹齢約300年で幹周りは約2.7ｍ、高さ約11ｍ で、大平桜よりは劣るかもですが、井川の一本桜も見ごたえのある桜です。夜ライトアップされた、井川の一本桜は、暗闇のなか水田に写りこみ、逆さ桜として、とても幻想的ですよ。こちらも、開花時期に井川の一本桜まつりが開催され、地元の郷土料理がふるまわれます。今回、撮影した写真が手元にないので、今年撮影したのを後で載せようと思います。
井川の一本桜の場所
| 場所 | 島根県浜田市三隅町下古和 |
| 電話番号 | 0855-24-1085 ※ 浜田市観光協会 |
| 駐車場 | 有（井川公園） |